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cocomat's BLOG わかってないひとの書評

このブログは、本や美術展等の感想とその他ムラムラっとした雑記も交えてお送りいたします。

【ガダラの豚〈2〉】アフリカはやっぱり最高だろ!【読書感想】

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最近職場で、老けて見えると言われます。場合によっては実年齢よりも8つも老けて見えるとか。メガネを新調してから老けて見えると言われることが多くなったのですが、どうしよう。メガネを変えればいいのでしょうか。

こんばんは。コマツです。

ついに『ガダラの豚』第二部読み終わりました。第一部に続いての続編です!

 

アフリカ、マジ、ヤバい。

第一部に引き続いて第二部です。なんと舞台はアフリカ

ここ二年くらいアフリカへの夢を膨らませ続けてきたコマツにとってはドキドキワクワクの展開でした。できれば学生の時にこの本に出会いたかった。と思うくらいにアフリカアフリカした一冊。344ページずっとアフリカです。

主人公はアル中の民俗学者の助手。二部のボスは最強の呪術師。息子、マジ、健気。

二部の構図はこんなとこでしょう。

 前半はアフリカの冒険の道中を延々ほのぼのと繰り広げる感じです。途中カサカサと嫌な気配はありますが、そんなことよりも異常に詳しく緻密に描かれたアフリカ冒険の描写を楽しめればそれだけでもう儲けもんだと思います。

ただ、以前『水曜どうでしょう』のアフリカ編を見てしまった人は手放しにオリジナルの雰囲気に没入できるかわかりません。現地のガイドの声がスティーブに聞こえてしまうかも。

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もうちょっとしたらサバンナや動物に退屈し始めて大生部のいろんな描写が描かれるのではないかと思うくらいに、ありとあらゆるアフリカが描かれていました。昔のテレビはここまで食い込んで取材していたのか?と思ってしまうくらいに。まぁあくまでフィクションだからそんなことはないのでしょうが。

そして中盤から出てくる呪術師の存在。これがまたいかにも怪しくてやばそうでかっこいい!!心理戦と呪術の狭間の駆け引きなど、なかなかお目にかかれないアフリカ文化が目白押しです。呪術に使う道具や、呪術師の風体など今のネット社会だからこそ、あまりにも自分たちの世界とかけ離れているものは想像とネット情報で補完しながら楽しむこともできそうです。

呪術といってもオカルトとして切り離して考えるのではなく、心理学や血縁、社会などと深く関わっている、その上で成り立っているものだという一言でオカルトとも言い切れないようなところまでしっかりと説明が入っているのが嬉しいです。この物語、一部二部ともに本当親切に説明が入っているので読んでいても苦になりません。

そして終盤には一気にシリアス展開に入るのですが…。多分終盤以降は読者の判断に委ねられるところが多くなるので、自分の好きな様に解釈していくのが一番の正しい読み方なのかもしれません。

アフリカを実際に旅したような、控えめに言ってもとても面白くて内容の濃いアフリカのドキュメンタリー特番を見たような、そんな気分にさせてくれる一冊でした。

いよいよ第三部最終巻に突入します。

おやすみなさい。