【深夜特急〈1〉香港・マカオ】夢を見ずにはいられない。ロマンの塊。【読書感想】
最近休日も出来る限り午前中に起きて活動しているのですが、そうなるととても一日が長く感じられてなんともいいですね。というのも、住んでいるマンションの一室がリフォームしているらしく土曜の九時くらいからものすごい騒音が響いて、おかげで寝覚めも糞もなく飛び起きれるのですが、二日酔いの明け方には本当に地獄でしかありません。
こんばんは。コマツです。
『深夜特急〈1〉香港・マカオ(沢木耕太郎)』読み終わりました。見切り発車でシリーズ六冊まとめ買いして、ドキドキしながら読んだのですが、心配なんて全く無用なようです。
あまりのロマンに興奮せざるを得ない。
なぜ冒険しないのか、そんな理由はありとあらゆる程浮かびます。世界一周したい、そうなるとまずそのために人生のすべてを捧げ、それが終わった後のことは全く想像がつかない。そんなの怖くないはずがありません。
なぜユーラシアなのか。それもなぜバスなのか。 確かなことは自分でもわかっていなかった。日本を出ようと思った時、なぜかふとユーラシアを旅してみたいと思ってしまったのだ。
理由はなかった。だが、そのユーラシアを陸路で行こうと決めたのには、僅かながら理由らしきものがないではなかった。日本を離れるにしても、少しずつ、可能なかぎり陸地をつたい、この地球の大きさを知覚するための手がかりのようなものを得たいと思ったのだ。
ただ全てをなげうって、冒険に出たい。そうすることにも大した理由なんて必要なないのかもしれません。問題はその覚悟と勇気です。そんな人生の一大決心できるはずないじゃないか!そういう気持ちもわかります。コマツもその一人です。仕事の電話一つするにも怖くて仕方ありません。ただ、だから物語というのは存在するのではないでしょうか。そういう夢の様な疑似体験を物語を通じて実感することができる。月並みなことかもしれませんが、改めてこういったことが物語の醍醐味だよなぁ。と実感させられました。
コマツは物心ついてからは海外はミラノとメルボルンしか行ったことありませんし、転勤族とはいっても国内もそこまで行ったことあるわけではありません。何なら地理には特別疎い方で日本地図パズルなんてやらせた日には目も当てられないほどです。
ミラノやメルボルン、大阪に行った時ですら「うっわ!世界、広っ!」なんて思ってしまいました。や、知らないことは遥かに多いなと恥じるばかりです。
もちろん自分の足で遠くに行く事がいいに決まっています。余裕があればそうするべきです!余裕があるならそうしたい!国内でいいから旅行もしたいです!
そこでこの本なんです。もちろん小説であってガイドブックではありません。しかし、こんなご時世です。スマホで、PCで例えば「聖パウロ学院協会」なんて画像検索してみてください。
もう今すぐにでも飛行機予約してどっか行きたくなってしまいますから!
おやすみなさい。
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