【ルノワール展】新美の物量作戦による「ルノワール漬け」とそこから見える印象派の魅力の片鱗【美術館】
皆さんゴールデンウィークはいかがお過ごしですか。前半の初日は終電を逃し、朝帰り。二日目はその余波で一歩も外からでず、ベッドの上で一日ゲームをし、三日目にやっとまともに外出しました。この記事が上がる頃にはゴールデンウィークも後半戦に突入しているのですが、どうなることやら。ちなみに去年のゴールデンウィークは、一日目は無印良品にパンティーを買いに。二日目は友達とカラオケに。三日目は散髪に行ったのを覚えています。大してかわりませんね。ゴールデンウィークなんて結局そんなものなのです。
こんばんは。コマツです。
新国立美術館で開催中の『ルノワール展』行ってきました。午前11時頃に行ったのですが、既になかなか混んでいました。
「ルノワール」てずっと「Le Noir」だと思っていて、何で黒やねん。って思っていたら実は「Renoir」だったと。人の名前だったんですね。危うく恥かくところでした。
『印象派』ってなんやねん。
まぁこんな調子なもんですから、「印象派」のことだってつゆ知らず。いや、こんなブログやっておいてアレなのですが、コマツは服飾学校の出なので美術とか授業でちょっとやったもののそんなものは右から左で全くの無知なのです。
「なんであんなふわふわした感じの絵がみんな大好きなんだい?日本人。」てな具合ですね。
ということで例によって今回もちょっと調べてみました。
印象派は戸外で制作することで、瞬間的な日の光だけでなく、それが変化していく様子も捉えられることを見つけた。さらに細部ではなくて全体的な視覚的効果を狙って、(従来のように滑らかさや陰影にこだわらず)混色と原色の絵の具による短い断続的なストロークを並べて、あざやかな色彩をそれが振動しているかのように変化させた。
なるほどわからん。印象を描く、その場の雰囲気やヴィジュアルを自分が感じたように表現するとかそんなところでしょうか?いやほんとわからん。なんか恥ずかしいから本気で勉強しようかな…。
ただこの『ルノワール展』かなり本気でルノワールにフューチャーした展示です。オルセー美術館とオランジュリー美術館2つの美術館と協力してそれぞれのコレクションの中からルノワールと、それに関連した作品を約100点集めたという、なんという物量作戦。この作品数だけでもう元取れます。というか嫌でもルノワール漬けにされますね。コマツのような印象派さっぱりわかりません。って人でもなんとなく概要はつかめるような、嫌でもわかったつもりにさせられる。そんなわりと本気な展示です。
季節の記憶がワッと浮かび上がるような雰囲気。
コマツもこの歳になってやっと冬の色、とか夏の色。ゴールデンウィークの色みたいに、季節の光の違いみたいなものをやっと明確に認識できるようになった気がするのです。本当になんとなくですけれど。「もうなんか夏の日差しの色だよね!もう」なんて言って「いや、これは5月の色だよまだ。」なんて言われますがそんな物は誤差の範疇です。
そしてその季節の色、というか季節の雰囲気。光のてり方から、空の青さの具合から、緑の色から、何の花が咲いてるわけでもないけれど、色と光からスッと季節が入ってきて。虫の声やら、空気の澄んでいる具合やら、草の匂いやら、そんな自分の中にあるその季節の記憶がワッと思い起こされるような、そんな錯覚に陥りました。
まったく印象派ってピンと来ないジャンルの一つだったのですが、風景画に関してだけはその魅力に気付けたかなと思います。人物画はこれから目を肥やしていきます。頑張ります!
Ametsub - Repeatedly [Mille Plateaux]
おやすみなさい。